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2018.05.15 | 社長

無電柱化の低コスト化をさらに加速させるためのに海外に学べる事~香港無電柱化事情~


お元氣様!少し前になりますが、GWは1日お休みと連休を合わせて、香港に行ってきました!(上:香港国際空港 下:ショッピングセンター)なぜ香港かって?無電柱化100%の都市だからです!それと、予約が取れたからというのがその理由です。香港はたしか学生の時に1度行ったので、約30年ぶりです!その当時は啓徳空港で、それこそ、街中をビルすれすれに飛んでいきましたので、かなりのスリルを味わったのを覚えています。今回は、1998年に開港した香港国際空港への着陸でした。滑走路が2本ある、大きな空港でした!因みに、ネットで調べますと、敷地の大きさは12.48㎢で、成田空港(11.45㎢)よりも大きく、羽田空港(15.22㎢)よりも小さいですね。ただ、国土(行政区なので、正確には区土?)は日本の0.29%しかなく、そこに日本の58.2%に当たる人々が住んでいます。あるサイトでは、世界の人口密度ランキングで香港は、マカオ、シンガポールに次ぐ3位となっており、その密度が伺えます。ただ、地域別の人口密度では、渋谷が1番というデータもあるようです。たしかに、東京はどこに行っても人が多いですね!災害時が心配ですね!

竹の足場

無電柱化された香港市内

香港では、地震がほとんど起こらないということもあり、超高層ビルが密集、林立しています。しかも、足場はいまだに竹です。竹は確かに優れた仮設足場材だと思いますが、日本人が見ると怖いですね。ジャッキーチェンの映画でも、この竹の足場がよく出てきますね。100%無電柱化をどうやっているのか??地上トランスはどこにあるのか??ひょっとしたら、電柱もあるんじゃないの~、と、初日から街をキョロキョロ、テクテク…。氣がついたら、毎日10km以上歩いていました!街そのものは高層ビル群があり、ビルの中はきれいですが、街中は、清潔さという点では、それほどでもというところがありますが、トータルで見ると、日本よりも進んでいるところはかなりありますね。空港から30分足らずで市内の中心部にアクセスできるのは超便利。待ちゆく人々のファッションもこなれています。

電柱はというと、ほぼありません。ほぼというのは、空港から市内への連絡電車の車窓から、数本見えたのです。また、山の中を送電線のように電線を渡していたので、これは仕方ないですね。街中は、見事に電柱・電線はありません。そして、地上トランスもほとんど見かけませんでした。2日目くらいになると、ようやく、目も慣れてきて、建物の中に埋め込まれていることが分かりました。建築の際に、電気室と同じ要領でビルに組み込んでいるんですね。そこには、扉があり、トランスが内蔵されていることが書かれています。香港の電圧は220Vなので、欧米などと同じで、日本よりも倍以上も高くなっています。そのため、トランスも大きくなるので、歩道などにはおけないんですね。それで、ビルの中に埋め込まれているのだと思います(未確認情報)。ただ、歩道には、低圧分岐用だと思われる機器も少しですが見られました。これだけ、電柱や電線がなく、地上機器もないと、街はスッキリですね!

配管増設工事中 ケーブル直埋

運の良いことに、街をうろうろ歩き回っていると、工事をしている現場にいくつか遭遇しました。当然ながら、ガン見して、社員をパシャパシャ取りますから、工事をしているおじさんにけげんな顔をされます。そこですかさず、「これは何の工事?」「このケーブルは何?電気?通信?」などと話しかけると、意外とおじさんたちは微妙な笑顔で、「電気だ!」などと教えてくれました。よく見ると、電気の低圧線は直接埋設ですね。通信線は管路(ピンクの恐らくポリエチレン)に入っているようでした!香港は直接埋設なんですね!いやはや、GWの人も多く、値段も高い香港にまで言った甲斐がありました!あとは、ハンドホールを開けているところに数か所遭遇。これも、グイグイ安全策の中に入りこんで、激写。香港の人たちはおおらかなので、変な日本人がいる、位の顔で苦笑いでした!

ビルの地下ピット?

通信回線のつなぎ代えとのこと

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