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- 無電柱化ニュース
2025.09.09 | スタッフ
お元氣様です!9月に入りましたが、暑いですね!
朝の時点で30度を超えています。今日は朝一番の便で大阪から上京してきました。江東区にある事務所に行く途中に「共同溝」を見られるところがあると知って、寄ってきました!
普段は、仕事で「電線共同溝」を扱うことが多いのですが、今回は「電線」がついてない「共同溝」です。何が違うのでしょうか??どういうものが入っているのでしょうか?その謎?に迫ってみたいと思います!
▲国土交通省作成資料より引用
上の図は、一般的な電線共同溝の構造図です。平成7年に電線共同溝の整備に関する特別措置法ができるまでは、無電柱化は電線管理者(電力会社や通信会社)が主体(費用負担)となって整備をする(単独地中化方式と言います)のが一般的でした。(※海外では今もこの単独地中化方式が一般的です。)
実際、昭和61年度に始まった、第1期電線類地中化計画(昭和61年~平成2年)の整備計画では、整備延長の約8割を単独地中化が占めていました。その後、徐々に単独地中化の占める割合が減っていき、H16年度からの第5期電線類地中化計画からは、単独地中化の占める割合は1%程度になってしまいました…(下図参照 国土交通省作成資料より)。
単独地中化に代わって、増えてきたのが電線共同溝なのです。
前置きが長くなりましたが、実際に見てきた「共同溝」の写真はこちらです!
のぞき窓のようになっているところが、ガラスになっていて、共同溝の中が見れるようになっています!右側には、Φ250㎜の水道管がどんとあり、その横にガス管(緑色)があります。ちょっと写真では見にくいのですが、右上にはΦ300㎜の下水管(おそらく陶管)も見えます。
下の写真はアングルを少し左に向けたものですが、上の方に電話ケーブル(0.4㎜ 2,400対)の保護管がたくさん走っています。その下に電力ケーブルが2段にわかれて走っています。その下の段には、交通信号・内部照明用ケーブルと道路照明用ケーブル・動力ケーブルが走っています。それ以外にも、天井には防災設備スプリンクラーの管が添架されています。
これらから「共同溝」は生活インフラがすべて収まったトンネルと言えそうです。壁に貼ってある銘板には、下記のように刻まれています。
~銀座共同溝~
銀座共同溝 は昭和43年10月、銀座通り の一丁目から八丁目までの両側歩道の下に建設省の施工によって完成しました。長さは両側合わせて2キロメートルあります。 この中には銀座通りのデパートや店舗に必要な電気、電話、ガス、水道、下水道などの管路が収容されています。 この共同溝の完成によって、道路が再び掘り返されることがなくなり、それぞれの管路は安全に保護され、維持管理も容易に行えるとともに地下から直接各需要者に供給することができます。
さらにこの共同溝の工事と併せて行われた銀座通り改修工事によって街路灯や街路樹が新しく生まれ変わり、恒久的な御影石の歩道の上をいつまでも安心して歩くことができるようになりました。 このように共同溝は近代都市における道路の効率的な利用をはかるうえにきわめて重要な施設といえましょう。
株式会社 松屋
昭和43年ですから、今から57年前に完成しているんですね。しかも現役で使われています。銘板にあるように、道路の効率的な利用という観点でも、防災面からも景観的にも重要な施設と言えますね!
実際に見に行ってみたい人は、東京メトロ銀座線の13番出口の階段を上る手前の左側にひっそりとしてありますので、探してみてください!松屋銀座の地下です!見ている人はほぼいません。見逃さないようにしてください!下の写真のような感じです。
次回は、この共同溝から、今の電線共同溝に至る過程と、もう1か所ある、日本橋共同溝についても少し触れたいと思います!宜しくお願いします!
*業務時間外は、直接担当者に繋がります。
お困りごとなど、お気軽にご相談ください。
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