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2017.03.10 | 社長

オーストラリア(ビクトリア州、クィーンズランド州、ニューサウス州)の無電柱化事情(海外のアイディアを日本に活かす方法)その1

お元氣様です!

今、オーストラリアの東部のゴールドコーストに来ています。

サーフィンのメッカですが、無電柱化の視察できています。今回は、NPO法人電線のない街づくり支援ネットワークの会員企業の双日マシナリーさんのご協力のもと、現地に法人がある、シカム社さんにアテンドをいただきました!ありがとうございます!

今回は、海外の無電柱化事例の収集と調査を目的にきましたが、大いに収穫がありました。改めて、海外に学ぶことの重要性を痛感しました。日本というシステムは非常に素晴らしく強固に作られていますが、それが、時には頑丈すぎて、壊れない→新しく更新されない、事が多々あります。無電柱化もその典型です。

例えば、日本は全国どこでも、配電は100Vと200Vの2種類です。オーストラリアでは、州ごとに高圧送電と低圧配電のV数が異なります。配電会社が異なるからとのことですが、当たり前と言えば、当たり前ですね。ゴールドコーストやブリスベーンのあるクイーンズランド州は11kVで高圧送電します。そして、低圧は240Vと415Vで配電します。一方、メルボルンのあるビクトリア州は22KVでの高圧送電です。配電は同じです。日本の高圧配電は6.6KVですの、2~3倍程度変わってきます。これらには、それぞれメリットデメリットがありますが、無電柱化にも様々な工夫をしています。その一つが、下記のピラー(柱や標柱といった意味)と呼ばれる分岐装置です。

ゴールドコーストでは、このピラーが至る所にあります。単純な構造ですが、大容量のトランスフォーマー(地上機器 500KV~1,000KV)から、低圧に落として、各建物に分岐しています。最近では、これに、車が接触するということで、この地中化も行われています。その際に、重要になるのが、ケーブルの分岐です。日本では、低圧ケーブルでも、幹線は結構な太さになります。そうすると、曲率(まがり)が大きくできません。ですので、地中に収納するハンドホールが大型化したりします。これらの問題を解決しているのが、今回ご案内いただいたシカム社のケーブルコネクタです。昨年の無電柱化推進展の講演でもセブ島の事例でご案内しましたが、これが活躍しています。

これを使えば、ケーブルを差し込むだけで簡単に早く分岐が可能で、もちろん防水もできます。こうした技術を日本でも使えれば、新規住宅地の無電柱化の際の電力用のハンドホール(10万程度)が、写真のようなバケツ(数千円)のようなものでOKになります。

まだまだ、海外に学ぶことはたくさんあります!次回は、新規住宅開発地での無電柱化の取り組みをご紹介します!



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