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無電柱化コラム

2017.10.06

無電柱化住宅地「ブルームガーデン のぞみ野」の開発企業担当者様にインタビューしました!

兵庫県の第13回「人間サイズまちづくり奨励賞」を受賞した無電柱化住宅「ブルームガーデン のぞみ野」をご紹介します。

無電柱化(電線地中化)住宅地「ブルームガーデン のぞみ野」

無電柱化で美しい街並みを実現し、兵庫県の第13回「人間サイズまちづくり奨励賞」を受賞した「ブルームガーデン のぞみ野」。
2012年1月27日金曜日に、新日鉄都市開発(株)姫路事業所の豊嶋建史開発企画グループリーダー様にご案内頂きました。

山陽本線はりま勝原駅からゆっくり歩いて15分、目指すコミュニティーハウスに到着すると、豊嶋リーダーの素敵な笑顔に迎えられ、のちに集会所となるホワイエで“街づくりのコンセプト”について説明を受けました。その後、二階のミーティングルームに移動し“ランドプランの街並み模型と無電柱化(電線地中化)のモデル”を見学しました。現地は3期に分けて分譲され、今回は1期分譲地を案内頂きました。2期工事は二次造成工事中、3期工事は一次造成工事中でした。

無電柱化インタビュー

豊嶋リーダーにお話を伺いました。

1.街づくりのコンセプトは、“美しい街” “ふれあい・育てる街” “安全・安心な街”
①エントランス(町への進入路)を5か所に絞り通過交通を抑制する
②オープン外構を採用し隠れ空間を排除して防犯性を高める
③車道の一部を緑地帯として再整備拡幅し、照明を設置するなど安全・快適性を高める
④歩行者と自転車だけが通行できるフットパスを要所に設置し交通弱者に配慮する
また、地上機器の設置場所にしている。
⑤地球環境に配慮し、LEDの防犯灯・街路灯を採用する
⑥既存のKOBANを街区内に移設し安心感を高める
⑦暮らしを支える“コニュニティーマネージャー”を配置し、暮らしを手助けする

2.明海大学不動産学部齊藤広子教授をマネージメントプロジューサー、アーバンセクション代表二瓶正史氏を景観プロデューサーとして招き、地域計画・景観協定・街づくりルールなどを指導頂いた。

3.住む人々は自治会同様、すべてが「のぞみ野団地管理組合」「景観協定運営委員会」のメンバーとなり、ごみステーションの清掃や植栽管理など地域サービスを「管理会社」に委託、またコミュニティーマネージャーを置き、街の巡回やコニュニティーハウスでのイベントのサポートを行う。これらの費用は月4000円を各戸で負担し重要事項説明書(以下『重説』と略記)に明記し資金面を担保する。

4.「景観協定運営委員会」は建築計画や外構計画が景観協定に合致しているかを審査するが、計画審査は「管理組合」が代行する。景観協定は『重説』で担保する。

5.道路用地として幅員10mを確保し、両側2mは植樹帯、道路は実質6mとし玄関先が広く、ゆとりを感じられるよう工夫している。

6.太陽光発電は70%の家庭が導入することを前提に電力計画を作成しているが、電力会社とは95%の入居時に負担金を清算することとしている。なお、地上トランス容量不足の場合を想定し、予備のスペースを各地上トランス横に準備している。

7.各戸の門柱は統一し、上部にLED常夜灯を設ける。(『重説』に記載)

8.電力の宅内引き込みは、統一したBOXを設け、販売前に設置完了する。

9.消火栓・防火用水は街路灯配置計画と整合させ、標示板を街路灯に集約した。

無電柱化(電線地中化)は、電線共同溝方式で道路敷きを占用し姫路市に移管されます。
電力はCCVPΦ100mm×4条、通信は共用FA方式・ボディー管一体方式(1管セパレート管)を使用した第三世代型電線共同溝方式で、関西で初めて採用されています。
通信関係は、姫路CATV、NTT光ケーブル、eo光(ケイ・オプティコム)、NTTメタル用、予備管で構成されており、住宅1戸当りのコストは電力会社の負担金を含めて150万円程度とのことでした。

以上が要旨ですが、共有地に地上トランスを設置するなど、ゆとりある設計思想が隅々まで行き届いており、新日鉄都市開発(株)様の思いが痛いほど伝わってまいりました。

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