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無電柱化コラム
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2022年10月28日、愛媛県松山市で無電柱化勉強会&シンポジウムが開催された。当社代表の井上利一が、パネルディスカッションに登壇したが、その中で「海外の無電柱化から学ぶ多様な整備手法と民間活用」というタイトルで、台湾・台北市とフィリピン・セブ島の事例を発表した。その内容を紹介させていただきます。
台湾では、全ての地下埋設物の情報を統合したデータベース(GIS)を構築・運用している。さらに3D化も進めている。職員は他事業者の埋設情報の検索・収集が自由
2015年に台北市道路管線センターを設置。市内の道路に埋設されている全ての地下埋設物をデータベース化して管理している。道路占用工事による道路交通への影響、非効率的なコミュニケーションによる地下埋設物管理者間の対立を最小化するため、工事の日程管理・調整を年中無休24時間で行う。
鼎談に参加している松原先生(放送大学教授・NPO無電柱ネット副理事長)は、「台北市が本格的に無電柱化したのは、1990年代からと記憶している。そこから一気に無電柱化され、データ化もされた。日本も何度も掘り返しを繰り返している。その間、何度もチャンスがあったのではないか。日本でも優れた埋設探査の技術があるので、台湾を見習って進めてほしい。」とコメントを残された。
台湾電力では、条件によって、埋設方式を使い分けている。
ケーブル直埋方式:荷重によるケーブルの影響が少ない場所
管路方式:障害物が多い場所、路面掘削(再度)が困難な場所
コンクリート管路方式:荷重によるケーブルへの影響が予想される場所
共同溝:道路下に設置。2種類以上の企業を収容する構造物
台湾電力の地中線の整備費用は、電圧に関係なく、平均6,600万円/kmであり、架空線の4倍程度となっている。
※参考)東京電力 単独地中化単価1.8億円/km
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