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2017.10.04 | スタッフ

どんなものがある!?低コストに向けて材料の開発も活発になっています!

こんにちは!井上Sです!!今年もあっという間に10月です。無電柱化推進法が成立してもうすぐ1年。低コストへの取り組みの状況はどうなっているのでしょうか??

↑写真は7月に東京ビッグサイトで開催された第3回無電柱化推進展の際、合同ブースで展示をされていた『狭隘道路の無電柱化を考える会』の軽量の樹脂トラフです。

無電柱化の最大の課題であるコストがかかりすぎる点に関して、官も民も活発な動きが出てきています。民間では日本の課題にあった資機材の開発が活発化しています。

今回は地中に布設するケーブル又は配管を保護するために用いるトラフについて例を紹介します。

■樹脂トラフ…最大の低コストポイントは軽量なので重機不要!

1、重機不要(狭隘道路で施工可)
2、一人作業可能(コンクリート比重量1/4)
3、リサイクル材使用
4、加工が容易

上記のような特徴があり約20%のコストが下がる、と試算されています。

これまでのコンクリートのトラフは設置するのに重機で吊り上げて行うため、道路幅がないと工事ができない、ということになっていました。この軽量トラフは一人でも持ち上げられる重さなので、重機がいらない=狭隘道路でも施工できる、というのが一番のポイントです。

■二重側溝…側溝の工事と同時に行うと効果的

 

二重側溝は側溝の下に電線類を収納する、という商品で、狭い道路空間を効果的に活用することができます。特に側溝の工事と一緒にできる場所で威力を発揮します。

国道や幹線道路は電線共同溝のような頑丈なスペックのものがいいですが、住宅地や狭隘道路など交通量が少ない道路に関しては上記のようなものをどんどん使っていければ低コストになっていくと思います。

■2016年4月に緩和された電線等の埋設基準

民間は低コスト資材の開発に力を入れていますが、官の動きも活発です。法律が成立する以前に、国交省は2016年4月から電線等の埋設基準を緩和しています。(以下、国交省HPより抜粋です。)

「電線等の埋設物に関する設置基準」の緩和について
~電線類をより浅く埋設し無電柱化を推進~

平成28年4月1日より、電線類を従前の基準より浅く埋設するため「電線等
の埋設に関する設置基準」を緩和することとしましたのでお知らせします。
交通量の少ない生活道路で道路※1 の舗装厚さが50cm の場合、電線の頂部と
路面との距離は、これまでの80cm から最大35cm※2 まで浅くすることが可能
となります。

※1 舗装設計交通量 250 台/日・方向未満の道路
※2 ケーブル及び径 150mm 未満の管路を設置する場合

無電柱化推進法第三条で「国は、前条の基本理念にのっとり、無電柱化の推進に関する施策を総合的、計画的かつ迅速に策定し、及び実施する責務を有する。」とありますので現在あらゆる検討がなされているようです。

「前例がない」ことを理由に低コストの材料が使われない、ということにならないよう、ジオリゾームでは無電柱化企画の段階からあらゆる低コストの方法を検討しています。

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