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2018.07.10 | 社長

「大阪北部地震のインフラ被害にみるレジリエンスの必要性」について+4年連続、無電柱化推進展セミナーのお報せ

お元氣様です!先日の大雨で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。新聞で電柱が倒壊して、道路を塞いだといった記事を見るにつけ、自身の非力を痛感するとともに、もっと、頑張らなければ!と夕日に向かって、こぶし握りしめるのであった。河川が氾濫した、岡山の知人の話では、洪水で取り残されている人たちの救助でボートで向かうのですが、流された電柱や、電線が邪魔をして、救助を妨げている事態が発生しているとのことでした。屋根の上に取り残された人をヘリで救助する際にも電線が障害になっているようです。防災面で無電柱化はもはや、喫緊の課題ということが、こうした災害を通して、不本意ですが、露呈している状況です。また、かなり大きな台風が、沖縄地方を直撃しそうな勢いです。沖縄にも友人や知人が多くいますので、非常に心配です。電柱の倒壊などには十分に氣をつけてほしいと思います。

岡山大雨 洪水

このように日本は災害銀座というか、災害大国で、これは日本に住んでいる以上避けようのない事実です。さらに、近年では、気候変動の影響がこうした状況に拍車をかけているのが実情です。レジリエンス(※)という視点からも早期の無電柱化が望ましいことは、多くの日本人が氣付き始めていますし、理解をしてくれているのではないでしょうか。我々、NPO法人電線のない街づくり支援ネットワークも加盟している、CNCP(NPO法人シビルNPO連携プラットフォーム)の機関誌に投稿させていただきましたので、ここに引用させていただきます!先日の大阪北部地震のことです。この災害に、公益事業者や民間事業者としてどう関わり、どう改善していくのか、企業の姿勢が問われる時期に来ています。
※レジリエンス(resilience)・・一般的に「復元力、回復力、弾力」などと訳される。今回の場合、「危機的な状況にあっても、しなやかに適応して対応、回復する力」ということ

180618大阪北部地震

180710CNCP巻頭言「大阪北部地震のインフラ被害にみるレジリエンスの必要性」>>
6月18日(月)午前7:58。事務所で仕事の準備をしていたところ、グラグラと揺れを感じた。少し遅れて皆の携帯の警報アラームが一斉に鳴り出したかと思うと、大きな横揺れが来た。2階に居た我々は机の下に入ろうとしたが揺れと動揺で動けない。一瞬、建物が倒壊するのでは!?という最後の揺れの後、収まった。BPCの緊急連絡に則って、現場移動の者や、通勤途中の者、家族に安否確認を行ったが、電話は通じなかった。唯一LINEがつながった。
最大震度6弱、マグニチュード6.1。最近では、一昨年の熊本地震(震度7、マグニチュード6.5)に次ぐ規模の地震だ。我々の事務所がある吹田市は震度5強だった。幸い事務所の被害は壁の額縁が2枚落ちてきて割れた程度で済んだ。スタッフやその家族にもけが等はなかった。ただ、電車がすべてストップして、通勤途中で缶詰めになったスタッフは、電車を降りて避難所で待機。現場に向かっていたスタッフは渋滞で身動きが取れなくなった。
この地震で大阪では17万軒が停電した。外に居た人の話では、電柱が怖いぐらい揺れていたという。そうなれば電線が切れるのは必至だ。もし、地中化が進んでいたら停電の軒数は大幅に減らせただろう。大阪ガスは、先の阪神淡路大震災の教訓を受けて、地震に強い柔軟性のあるポリエチレン管へと、当時の1,200㎞から約16,000㎞と13倍にも更新を進めている。今回の被災地域でも8割超で導入されているという。このことが、被害の広がりを食い止めたことは間違いないだろう。一方、関西電力管内だけで調べると、リーマンショック以降の2009年度から、データのある2016年度までの8年間で実に75,000本も電柱が増えている。この違いはいったい何なのか?
このほど発表された、『「国難」をもたらす巨大災害対策についての技術検討報告書』においても「道路の強靭化」として無電柱化の必要性が明記されている。地震だけでなく、気候変動による、巨大台風、竜巻、集中豪雨など、災害はもはや、“いつ来るかわからないもの”から、“いつ来てもおかしくないもの”になっている。幸い、今回の地震では電柱(引込柱)の倒壊は1本が報告されているのみであるが、関西に、熊本地震(電柱の傾斜4,091本、倒壊244本)並みの地震が再度やってくれば、道路に電柱の山が築かれ、災害復旧対策は難航を極めることになるだろう。災害を減災するために、これからは、インフラ公益事業者である電線管理者の無電柱化に対する意識の向上と、国民の理解が欠かせないのは言うまでもない。

無電柱化推進展

ところで、来週の7月18日から20日の会期で、第4回無電柱化推進展が開催されます!NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク株式会社ジオリゾームも出展します!ぜひ!お運びください!また、そこで開催される無電柱化推進セミナーにも、4年連続で登壇させていただきます!テーマは、「民間活力で低コスト無電柱化を推進させる!~逆転の発想で道を拓く!~」です。最終日の一番最後ですが、皆様、お待ちしています!申し込みがまだの方は、締め切り寸前です。早めのお申し込みをお待ちしております!顔晴ります!



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