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無電柱化コラム

2017.11.02

歴史ある街並みを誇る古都京都。無電柱化まちづくりで、さらに美しく魅力的なまちなみへ。

京都市東山区 花見小路の無電柱化

京都市東山区花見小路は国の重要伝統的建造物群保存地区として指定されており、藩政期の面影をそのまま残しているので、その当時の景観が楽しめます。もちろん電線類地中化も行っており、昔ながらの風情が楽しめます。
四条通から南側は、無電柱化(電線地中化)され、道路が落ち着いた石畳に整備されています。両側に町屋やお茶屋が並ぶ風情のある通りは、多くの観光客が訪れる観光スポットになっています。京都情緒を満喫したい方にはお勧めです。

2002年1月、この花見小路に、電線の地中化と御影石による石畳の舗装が完成し、通りのイメージが一新しました。かつてアスファルトの電柱がたち、よけながら 歩かなければならなかった通りは非常に歩きやすくなりました。


▲花見小路、無電柱化無電柱化beforeとafter

蜘蛛の巣のような電線はいっさい地下に埋められ、京都の古い町並みを取り戻しました。 ですが、まだ一部電線が残っています。歴史的景観を保持するためにも、電線の地中化が今後よりいっそう重要な活動になることが予想されます。

京都市産寧坂地区の無電柱化

京都観光の人気スポットとして有名な京都市東山区の清水寺と高台寺を結ぶ430メートル(一年坂、二年坂、産寧坂)で市と関西電力などが進めた電柱撤去工事が終わり、すっきりした景観に変身。かつての美しい町並みをよみがえらせました。

産寧坂

京都市東山区の河原町から鷲尾町を通る「ねねの道」です。豊臣秀吉の正室にちなんで名前がつけられました。



▲ねねの道、無電柱化beforeとafter

二年坂

 

▲二年坂、無電柱化beforeとafter

京情緒を味わうことのできるよう、 道路景観整備について地元住民が要望した結果、「過去から未来へと、さらに新しい歴史を積み重ねるような質の高い道路修景」を基本理念に、「街並みの重視、ヒューマンスケールサイズ、調和」を目標に、平成7年度より無電柱化(電線地中化)の工事に着手しました。
同市によると、清水寺と高台寺を結ぶ一年坂と二年坂、産寧坂の430メートルにあった25本の電柱をなくすため、市が2006年~08年度の事業として道路下に電力や通信のケーブルが入った管を埋設。関西電力やNTTなどが沿道の家屋や店舗への配線を切り替え、今年11月に撤去を完了した。埋設にかかった事業費は国の補助金を含め約4億1千万円で、同時に石畳も新調しました。

京都市東山区 玉水町八坂通りの無電柱化

八坂通り周辺は八坂の塔を中心に、古い家が軒を連ねた情緒ある風景に出会うことができます。無電柱化が行われています。

ただ、少し違う方向を向くと・・・まだ電線が残っていますね。

京都市は、古都の景観を改善し観光振興を図ろうと、無電柱化(電線地中化)の規模を広げてきています。市は「時間と予算はかかるが、世界遺産の近くや美観地区などで総延長30キロの無電化が目標」としている。とのこと。
(参考文献:日本経済新聞)

また、京都を訪れる観光客は、無電柱化事業が始まった04年の4554万人から年々増加し、07年は4944万人にまで増加しました。
電線の地中化は地域活性化に大きく貢献できる事業なのです。さらに観光客の増加は街に活気を与えます。 そして観光客の消費行動から地元産業が潤います。そこで創出された税金が地域を活性化させ、住民の暮らしを豊かにします。このサイクルを生み出す力が無電柱化事業にはあるのです。


▲無電柱化された八坂通の景観。昼と夜

 

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