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無電柱化コラム

当社の取り組み ,

2019.09.18

「円山町STYLE」に当社が掲載されました!~電線類地中化で、安心・安全な街づくりを。ジオリゾームの街づくり~

株式会社ジオリゾーム インタビュー

当社も電線類地中化の設計・施工に携わっております、大阪府吹田市円山町の大規模戸建住宅プロジェクトに関連して、円山町エリアガイドの「円山町STYLE」に、当社が進める街づくりの取り組みなどを掲載いただきました。(以下「円山町STYLE」より引用

電線類地中化(無電柱化)で、安心・安全な街づくりを。株式会社ジオリゾームが進める街づくり

吹田市円山町(まるやまちょう)にある「日本生命千里山総合グラウンド」の跡地では、大林新星和不動産が7万7730平方メートルもの広大な土地に、約300区画の宅地を有する「吹田市円山町戸建プロジェクト」の開発を進めている。

コンセプトは「エコで快適、人にやさしい安心・安全な住宅地の形成」。吹田市はこの地区を自然的景観に富み、良好な住環境を維持する「風致地区」と指定している。注目されるのは無電柱化などの住環境と地球環境にも配慮したサスティナブルな街づくり。この無電柱化を進めるのが吹田に拠点を置く株式会社ジオリゾームだ。今回は同社の大阪営業所に伺い、「吹田市円山町戸建プロジェクト」での無電柱化の概要と街づくりに対する思いを伺った。

 

Q.まずは御社の沿革と概要について教えてください

井上さん:祖父の代から続く事業を受け継ぎ1993(平成5)年に設立した「テレワーク」という会社が前身です。事業としてはNTTの地中埋設管路を行っていたのですが、1986(昭和61)年に全国で「電線類地中化5カ年計画」が立ち上がったことをきっかけに、電力やケーブルの配線の地中化も受注するようになり、「ジオリゾーム」という社名に変更しました。

現在の事業内容としては、無電柱化事業に加え、土壌汚染問題の解決をサポートする土壌汚染コンサルティング事業と、太陽光発電の販売・施工を行う自然エネルギー事業を行なっています。土壌汚染調査においては、環境省から「指定調査機関」の指定を受けています。

 

Q.無電柱化事業における、他社にはない御社の強みを教えてください

井上さん:電力会社や通信会社の子会社ではなく、完全に独立した会社なので、電線類地中化についてのご相談からお見積もり、施工、施工管理、報告書作成までワンストップで、かつリーズナブルな価格で提供できることが特徴です。電力会社や通信会社とのしがらみもなく、お客様の目線に立った運営ができ、その親身な対応力に全国のお客様から定評をいただいています。

無電柱化の施工前(福知山)

無電柱化の施工後(福知山、施工前写真に加工を施した完成予想図。)

Q.「吹田市円山町戸建プロジェクト」で電線類地中化に取り組んでおられますが、そのメリットを教えてください

井上さん:メリットは大きく分けて3つあります。1つ目は防災です。2018(平成30)年に起きた台風21号では約2,000本もの電柱が倒壊しました。台風だけではなく、地震などの自然災害においても電柱の倒壊は地域住民にとって大きな不安要素になるので、地中に埋めることでその不安を取り除けるということです。また、断線の心配も少なくなり、災害に強い街づくりに貢献できます。

2つ目は景観です。観光地では電線類を地中化することで観光客が増えたという事例もありますし、街自体の見た目が美しくなるというメリットがあります。
3つ目は交通事故です。ある機関が調査した結果によると、住宅街における電線類地中化を望む声の中に、子どもたちが通学時に電柱を避け、道路側に膨らんで歩くことへの回避という声がたくさんありました。安心・安全な街づくりのためには電線類地中化はとても大きなメリットがあるのです。

無電柱化の施工前(仲町交差点)

無電柱化の施工後(仲町交差点)

Q.井上社長は『電柱のない街並みの経済効果』という本を出版されているとお聞きしました。無電柱化した街では土地の資産価値が上がるということですか?

井上さん:『電柱のない街並みの経済効果』は、不動産鑑定士の先生と一緒に共同研究をした内容をまとめたものです。無電柱化した住宅地と隣接する無電柱化していない住宅地の取引価格の推移を20年以上調べたところ、無電柱化している街の方が無電柱化していない街に比べて、資産価値が4~9%上がったという相関関係が見られました。

安心・安全であり、かつ資産価値が上がるというのはメリットばかりですね。今回、円山町の開発に関われたきっかけを教えてください。

井上さん:大林新星和不動産の担当者さんからお声がけいただいたことがきっかけです。担当者さんは前職にいらっしゃった時にご一緒させていただいたことがあって、今回の大きなプロジェクトでも是非と推薦してくださいました。とても大きなプロジェクトであることと、何よりも地元の吹田の開発に関われるということでとてもうれしく思うと同時に、期待にしっかりと応えたいと思いました。

円山町で進められている無電柱化工事

井上さん:今回のプロジェクトでは、電線類地中化の設計から施工、施工管理、書類作成、役所との協議、電力会社・通信会社とのやりとりなど、すべてを当社が担当しています。

Q.今回のプロジェクトに対する思いを聞かせてください

夏目さん:現在は電線類地中化を進めている段階なのですが、300戸もの新たな街の出来上がりを想像するだけでワクワクしています。住まわれる方にはきっと喜んでいただけると思うので、完成に向けて尽力したいと思います。

Q.いつ頃完成の予定でしょうか?

夏目さん:電線類地中化は2019(令和元)年いっぱいで完了予定です。しかし、その後も施工後の調査などで状況を定期的に把握し、関係者の皆さんと協力しながらよりよい街づくりに貢献できればと思っています。

「我々がお手伝いした電線のない暮らしをぜひ感じていただきたい」と技術営業部の夏目さん

Q.「街づくり」に関わる中で大切にされていることを教えてください

井上さん:我々は「環境活性化業」という企業理念を掲げており、それぞれの事業において、住む人の環境をより良くしていきたいという思いがあります。それは物理的な部分でもあり、メンタル的な部分でもそうです。例えば、電線類地中化の街であれば災害時の心配が減り、美しい景観から我が街を誇りに思うことができる。心の支えになるという部分でも、より良い住環境を提供できるように努めたいと考えています。

Q.新たに生まれる、円山町の無電柱化された街の魅力を教えてください

井上さん:「エコで快適、人にやさしい安心・安全な住宅地の形成」というコンセプトのもと、吹田市や大阪大学の先生方などと協働しながら開発が進むこの街は、エネルギー消費量も非常に配慮されており、長く住むのに適した素晴らしい街だと思います。まさに、今注目されているサスティナブルな街で、住みやすさを実感いただけると思います。

夏目さん:景観づくりにおいては余計なものが目に入らないように計算されたアイストップ型の景観形成がなされており、電線類地中化や家が建つことが完成ではなく、人が住むことでさらに魅力を増す街だと思います。実際に見に行っていただくのが一番ですので、ぜひ円山町にお立ち寄りいただきたいです。

円山町で進められている無電柱化工事

Q.最後に、円山町を含む吹田市の魅力を教えてください

井上さん:吹田市は大阪市に隣接しているもかかわらず、自然豊かでゆったりとした環境があります。JR・阪急・地下鉄に加えて、高速道路・新幹線・空港にも近く、抜群の利便性を誇ります。さらに教育のレベルが高いことでも有名で、子育てをするために吹田市に引っ越しをされるご家庭があるほどです。住むには素晴らしい環境だと思います。

夏目さん:休みの日には子どもと一緒に「エキスポシティ」に遊びにいきます。広大な「万博記念公園」では親子で楽しめるイベントもたくさん開催していますし、バーベキュー場もあります。息抜きできる場所が近くにたくさんあるのも吹田の魅力だと思います。

左:技術営業部 夏目純一、中央:代表取締役 井上利一、右:技術営業部 柳川英里 (敬称略)

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