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2024.01.17 | 社長

令和6年能登半島地震における無電柱化はどうなっている!?

令和6年能登半島地震により被害に遭われた皆さまへ、心からのお見舞いを申し上げます。
被害を受けられた皆様の安全と1日でも早く平穏な生活に戻られますことを心よりお祈り申し上げます。

週刊住宅タイムズ様からのインタビュー

週刊住宅タイムズ様より令和6年能登半島地震と無電柱化に関してのインタビューを受けました。その内容を紹介させていただきます。

質問1 大きな地震や津波の際に、無電柱化されている場合はどのようになるのでしょうか。

【質問①】

この度の令和6年能登半島地震を踏まえ、無電柱化について伺いたいことがございます。

今回のような大きな地震が起こった際、道路の陥没や液状化、海岸に近い地域では津波の影響もあります。
電柱を地中に埋設している場合、どのようになるのでしょうか。
電柱は地上にないため、電柱が倒れて停電する心配はありませんが、上記のような状態になった場合はどうなるのでしょうか。

【回答➀】
ご指摘の通り、電柱は容易に沈下、傾斜します。それに伴って、折損するなどしているようです。

北陸電力のこれまでの調査では、
電柱傾斜:約1,150本
電柱折損:約300本
断線・混線:約800箇所
最大停電戸数:約 40,500 戸(1/1 16:10 時点)
北陸電力資料より)
となっています。

地中線はといいますと、液状化してもある程度までは、管路や特殊部は持ちこたえるようです。
東日本大震災の際の千葉県浦安市での液状化では、地上機器の傾斜や、管路の一部破損はあったものの通電には、影響が無かったという東京電力パワーグリッドの報告が出ています。

しかし、今回、映像を見ておりますと、道路そのものがずれたり、割れたり(地割れ)しているように見えます。
また、水道が断水していることを考えますと、地中の管路にも一部破損等の被災が見られるかと思います。
輪島市の中心地の道路は無電柱化していますので、その管路がどうなっているかは確認したいところです。
ただ、ガスの状況を見ていますと、それほど、大きな被害は出ていないようです。
これには、ガス管が、早くから可撓性のあるポリエチレン管を導入していることがいい影響を及ぼしてると考えられます。

令和6年能登半島地震に係る被害状況等について(出典:内閣府防災情報ページ)
都市ガスの供給状況について(出典:北陸ガス株式会社資料)

 

質問2 無電柱化は災害対策になっているのでしょうか。

【質問②】
また無電柱化の際、上下水道の配管や光ファイバーなども埋設していると思います。
もともと、災害対策の一環として無電柱化を推進しているかと思いますが、いろいろ疑問になります。

【回答②】
お考えの疑問はその通りかと思います。
能登半島を含め、石川県は比較的地盤の安定している地域と考えられていました。

今回の地震は、能登半島では、2020年から地震活動が活発になっていて、地下に“流体”が流れ込んだことが原因の一つだと指摘されていました。
そのため、能登半島の北側の広範囲で地盤の隆起が見られます。場所によっては1m程度の隆起が見られるようです。
その隆起が舗装版を割ったり、地割れを起こしているようです。

参考:能登半島地震の特徴と原因は?最大震度7の揺れと津波(出典:NHK NEWS WEB)

このような状況ですと、先ほども申しましたが、地中の管路等は少なからず影響を受けてしまいます。
そういう意味では、塩ビなどの硬質パイプよりも可撓性のあるポリエチレン管(FEP管)などを活用することも有効かと考えられます。

参考:エスロンガス用ポリエチレン管・継手(出典:積水化学エスロンタイムズ)
参考:角型TACレックス|角型多条敷設管(角型難燃FEP)(出典:東拓工業株式会社ホームページ)

週刊住宅タイムズ様の「週刊住宅1月22日号」に掲載いただきました

 

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