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2017.08.29 | スタッフ

低コスト手法を紹介!無電柱化の追い風です!

こんにちは岡井です。8月23日に吹田市で発生した大規模停電に巻き込まれました。京都から通勤しているので異常に気付いたのは吹田駅に着いてからでした。普段利用しているエレベーターが止まっていたので、驚いて周りを見ると信号が真っ暗で警察官の方が交通整理をしていました。出勤すると会社の電気が点きません。プリンターもネットも(Wi-Fiのルーターが電気で動いているため)電話も冷蔵庫も使えず、シャッターも開きません。こんな非日常に遭遇すると、私達がいかに電気に頼って生活しているかが分かりますね。

今日は無電柱化の特効薬である低コスト手法を3つご紹介します。

①管路の浅層埋設方式

出典:国土交通省 図①「電線等の埋設に関する設置基準」の緩和

現行より浅い位置に管路を埋設する方式です。地下に電線類を埋設する際は、「電線等の埋設に関する設置基準」があります。この基準を緩和することで、より浅く電線類を埋設することができます。図①『「電線等の埋設に関する設置基準」の緩和』の青字部分が現行、赤字部分が緩和後になります。車道は自動車が通るので土圧がかかります。管路を傷めないように歩道よりも深い位置に埋設する必要があります。車道ならば20~45cm、歩道ならば25cm従来より浅く埋設できます。特に歩道ならば表層からわずか15cmです。浅く埋設できるので、その分深く掘削する必要が無くなり低コストに繋げられます。

 

②直接埋設方式

出典:国土交通省 図②直接埋設(イメージ)

ケーブルを包む管路を取り外し、ケーブルを地中に直接埋める方式です。管路が不要な分コストを抑えることができます。さらにケーブルを埋設するだけという簡易さもメリットに挙げられます。無電柱化が進んでいるロンドンやパリなどはこの方式を採用しています。既設埋設物が多い箇所や幅員の狭い道路で使用が検討されていますが、日本では導入実績はありません。

 

③小型ボックス活用方式

出典:国土交通省 図③小型ボックス(イメージ)

電線類を収納しているボックスを小型化したり、ボックス自体を浅く埋設することでコストを抑える方式です。新潟県見附市で全国初の導入実績があります。従来法よりも1割程度のコスト削減が図れるそうです。小型ボックスはまだまだ普及しておらず、材料費が高止まりしている傾向にあります。今後多くの場所で導入されることで、コストがさらに低減できる可能性を秘めた方式です。

 

簡単に3つの低コスト手法を紹介させていただきましたが、各々の手法にはメリットがあれば勿論デメリットもあります。さらに、無電柱化を導入する道路は千差万別、ひとつとして同一の事例は存在しません。今回ご紹介した手法を組み合わせて、その地域にふさわしいあり方をこれからも探っていこうと思います。より詳細や新しい情報は当社のこちらのHPに随時載せていますので、よろしければご覧ください。

 

無電柱化のお問い合わせはジオリゾームまで!



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